
40億年の海の底で
いのちは生まれ
いのちは眠る
岩であるのか
島であるのか
顔を出した
いのちの証は
豊饒の海からの贈り物
その懐に抱かれ
人は束の間
寄り添い
通り過ぎる
太古の歴史から継がれているいのちの営みからすると、地上から拡がる海を望む歴史は数千年の夢物語に過ぎないのかもしれない。方向を定めながら、進路を確かめてみるとしよう。

40億年の海の底で
いのちは生まれ
いのちは眠る
岩であるのか
島であるのか
顔を出した
いのちの証は
豊饒の海からの贈り物
その懐に抱かれ
人は束の間
寄り添い
通り過ぎる
太古の歴史から継がれているいのちの営みからすると、地上から拡がる海を望む歴史は数千年の夢物語に過ぎないのかもしれない。方向を定めながら、進路を確かめてみるとしよう。

考えつくこと
その範囲の中で
生きている
考えてもいなかった
そうしたことが加わると
範囲は少しだけ拡がる
自他の境界線の上で
何も考える必要のない
地平が始まっている
ただ
鏡のように
人と人の間を埋めていく
クレームケアに明け暮れた一日。本当は自分のことを真剣に気遣って、耳を傾けてくれる他人を必要とするものかもしれない。一方で、現代人はこころから発する根源的な問いを自分にもしなくなってきて、自分との関係の希薄化から孤影を深めているだけなのかもしれない。

帳は降り
長い夜は
始まっている
命を育む
陽の光を
待ち続ける
漆黒の闇が
純白の朝に
縁取られる
その瞬間に
瞬きもせず
立ち尽くす
その次の章へ
頁は開かれる
自分から招いた後継を育てる時間を共有できないまま、どれだけの時が経っていたものだろう。その瞬間にいつも在る、ということで共有できるもの、そうでないもの。すべてはこれから手繰り寄せる明日のためにきっとある。そう思うくとにしてみた。

途絶えた道の先に
金字塔のような
遺産が眠る
過去に描いた夢の対価は
子孫に託されることなく
遺跡となる時代を待つ
明日に
差しこむはずの
光を弄びながら
永遠を
先送りする時
現在は過去となる
道の途中、分かれ道のどこかに、大切なものを置き忘れているとして、いままで来た道も失くしたものも分からなくなりかけているとしたら、752万円の借財をどう精算すれば、明日へと迎えるのだろう。価値あるものの姿が見えにくくなっているものかもしれない。

春さえも
先に送るように
南風が通り過ぎる
どの辺りから
緑の萌える街並が
広がっていくのだろう
いつしか山を越え
海を渡る風に乗り
夢さえも
待ち侘びるように
南風は通り過ぎる
これから季節が移ろう春嵐が抜けると、満ち足りた夏の到来がある。この国を通り抜ける風が、やがて海を渡る瞬間が訪れる。自分のしあわせは測り知れないが、体重計に乗るのだけはもう少し先送りにしておくとします。季節外れの荒天、どうぞ無事に帰宅されますように。

夏の始まり
月はさやかに
大きく 輝き出す
牡丹に染められ
永遠の愛は
舞い降りる
自分らしい
自分からの
巣立ちが始まる
誰のものでもない
自分だけの自分が
巣立ちを見送る
そして
自分だけのものでは
もはやない
自分が
かけがえのない伴侶とともに
満天の月夜に照らされ
空を駆け始める
子どもの日を旅立ちの日に選んだ二人の若人に贈ります。こころからおめでとう^^

歩いている
現在地を確かめながら
歩いていく
情報の海原を漕ぎながら
古地図を手繰るようにして
発見されるものがある
どこから来て
どこへ向かうのか
いまを探りながら
歩いている
本当に大切にしたいことは何か、GWにまた自分探しの旅を始める。5月にしては珍しい豪雨の中、音楽に浸りながらメールや写真を整理しながら、軌跡を辿ってみるのもまたいい。

人が織り成す
世の営みを超えて
人が作り出し
最も人から遠い
電脳空間が世を超える
何をもって勝ちとなし
何をもって負けとするのか
万人の声が 自然の営みが
無機質な端末音をかき消す
その高みが視えるところまで
夜を駆けていく
夜の深みが湖表に落ちるまで
朝を求めていく
勝ち負けの溶ける地表に
歩を進めていく
もしはっきりと目視もできない崖のような境界線の上を歩いているとしたら、人群れは一列に歩くほかない。もし人が横一線に並んだ時に初めて物事を前に進めるものだとしたら、ひとりの叫びから始まる何かがあるという事実は夢想に近いものとなってしまう。それでも人は良い方向へ変わろうと動いていると信じたい。

いまの場所から
どこへ駆けだすのだろう
流れは 留まることをしない
この国にない
何かを求める度は
どこへ向かうのだろう
潮流は
安住の地を求め
留まることを知らない
年度末、いつものように新天地に向けて巣立つ姿を見送る。ある時期に共に最善を尽くそうとして過ごした仲間を見送るのは辛いことではあるが、その先に安住の地が拡がることを念じずにはいれない。また、どこかでお会いしましょう。

梅香る
春の先に
吹き抜ける
この風は
西から始まり
東を駆け抜ける
人が市場に
集い始める
その瞬間に
吹き抜ける
花の香りは
記憶の河に
静かに佇む
横浜の実家に戻る時、赤レンガ倉庫に寄って京都の烏丸通にある「香彩堂」の”海”・”風”というお香を手に入れていた。最近はその場所から見なくなっていた。そこで洗いざらしの洗剤をイメージしたパフュームも試してみた。はたして自然を感じる香りには代えがたいような想いが残った。世界を駆け巡る風をそっと感じてみることにしよう。
by jirokoujiuji
Win Or Lose ~ 勝敗